2010年2月19日金曜日

ル プティ クラージュ パリのビストロ風ランチ

店名 Le Petit Courageux (ル プティ クラージュ) @横浜元町
商品 パリのビストロ風ランチ(1800)




・本日のオードブル盛り合わせ
横浜野菜のスープ、野菜のテリーヌ、ハムを入れたキッシュ、サラダの盛り合わせは色鮮やか。
スープはトロッとした舌触りでサツマイモの金時の糖度が高い部分だけを抽出した甘味や風味があり
クリームの甘味がその周囲を支えている。テリーヌは野菜の素材の甘味が引き立っている。
キッシュはふわふわ系のもので、玉子の風味がふんわりと発ち、焼けた部分の香ばしさとハムが
アクセントになっている。



・パリのビストロを感じさせるメイン
 豚肉を柔らかく煮て、キャベツにのせたもの。豚肉は歯応えもあり、トロミもある食感で、肉の甘味や
 旨味が柔らかく出てきて、甘味を持ったクリームのソースがやさしく包み込む。ハーブがアクセント。
 キャベツもやはり素材の甘味が出ている。



・デザート
 生クリームを包んだワッフル生地のようなものに、コンフィチュール状にした木苺?やフランボワーズ
 イチゴを添えたものは、甘さが控えられて軽く、ベリー類の酸味で軽快なトーンでまとまっている。
 マンゴーのソースがかけられているパンナコッタは生クリームの風味と程よい甘さが心地よい。
 まさに、フランス料理のコースに出すデザート。



食後はコーヒー、紅茶などいくつか選べる中からハーブティ。
ローズヒップのハーブティということだが、酸味は弱く、もわっとしたように薬草の香りが少しと、
後半にシソの酸味や風味が舌先に残る。手作りのマカロンも提供された。

評価
おいしく、雰囲気がいい。
料理のどれもが色彩豊かで、共通する味わいの印象はひと言でいうと「かわいい」。
素材や調理で食べる者を圧倒するのではなく、素材をやさしく引き出して、ふんわりと包み込んで
あげるような料理で、素材の旨味とつなぎ目のない味わいの変化を楽しめる。
落ち着いた店内で、元町らしく、どこか優雅な雰囲気を持っている。今度は夜も利用してみたい。