商品 まるごと一本チキンカレー（980）
テイスティングノート
まずサラダが提供される。レタス、大根、カイワレ、トマトなど中位の皿だが山盛りになっている。ドレッシングは甘酸っぱい。次のスープはコーンポタージュのようなやさしい香りで白菜が多めに入っている。ややサラッとしたクリームスープを飲んでいると、具材としてのベーコンは少しだが燻製したベーコンの風味が出てくる。味もやさしいがぼやけてない。そしてカレー。メニュー通り1本丸ごとカレーにのっている。まずはカレー部分だけ食べると普通のカレーと違い、トマトと具材から作ったブイヨンなどの味がベースにあって旨味を感じ、その後からカレーのスパイスがゆっくりとやってくる。チキンはナイフで突くと簡単に身と骨が離れ、ほろほろと崩れる。丸ごとなので鶏肉らしい肉汁も感じられる。上にかかった粗引きの黒胡椒がピリッとしてアクセントになる。デザートはミルク感のあるパンナコッタで、少し淡白だが上にのったフレークの香ばしさがその淡白さを補っている。コーヒーの香りは時々感じる納豆の成分が最初にあり、その後甘い香りとローストが香る。味は基本は中域が流線型に小さな中核があり、コーヒーの苦味がやや軽めにあり、全体としてはさっぱりした印象を受ける。
評価
コストパフォーマンスが高い。メニューをよく見ないで頼んだのでこんなに色々と付いてくるとは思わなかった。全体に体にいい自然な味わいで、カレーに関しては個性があってこういうタイプもいい。シェフに聞いた話ではルーなど使わずにすべて自家製で、トマトは少しとマンゴーなども使用しているとのことだった。
8月ごろに開店したお店。何度も前を通っていたがタイミングが合わずに今回初訪問。JR石川町駅から近く、リセンヌ小路沿いで好きな洋食店の1つである美松の斜向かいにある。
外観は洒落たテーブルや椅子が配置され、オレンジに白、少しの黄色を混ぜたような壁面の色合い、ポップな看板など南イタリアなどを思わせる。店内はレンガと木材を基調とした落ち着いた感じでバーのようなカウンターもある。店内にはBGMはなく、厨房上部のテレビの音が流れる。11:00-15:00がランチタイム。
洋風れすとらん Soleil（ソレイユ）
横浜市中区石川町1-12 山崎ビル1F 045-663-5451
