商品 Menu Tradition、ワイン、エスプレッソ(€54/2人)
ムルソー駅近くにある2件のレストランのどちらがよいか見ていると、一人のムッシューがニコニコしながら
やってきて、「あっちのレストランの方がいいよ」 とこそっと教えてくれた。
「パリで経営していて、ビジネスでこちらに時々来るんだけど、あっちの方が同じメニューだったら安いし、
同じ値段だったら、もっとグレードアップした料理を注文できるよ」 ということで、こちらのお店へ。
白、オレンジ、黄色、茶を基調とした店内は、外観よりもおしゃれで洗練されている印象を受ける。窓も全面
ガラス張りで、きれいにうねった葡萄畑やテラスも見える。
まず飲み物を注文
・Le Crémant de Bourgogne -12cl(€4.2)
泡立ちがよいクレマンで食欲を掻き立ててくれる
・Le KIR(Crème de Câssis + Allgotè)(€4.00)
キールは甘口だが、きちんと酸があるのでべったりせずに、程よい後味。
これらといっしょに来たシュー生地のパンはふんわりとして、塩味が利いていて、ほんのり生地が甘い。
食事は本日のメニューを除くと、一番シンプルな Menu Tradition(€18)を選択。
それでも前菜、主菜、チーズまたはデザートが付く。チーズとデザートの両方をもらっても€20。
※なお、注意書きによると、このメニューは日曜日はやってない。
前菜が出てきた
・Assiette de Charcuterie "Maison"
(豚肉製品の盛り合わせ・家庭風)
ピスタチオ入りのハム、サラミ、パテ・ド・カンパーニュなど色々な豚料理がのっていて、どれも味付けが
濃く、塩気も強め。パンやワインと合わせて調度よい。
・Croustillant de St-Marcellin - son Bouquet de Verdure
(サン・マルスランのパリパリ風-生野菜の花束を添えて)
チーズのサン・マルスランはトロリとして、香り、味ともに個性的だが、酸味を春巻きの皮で吸収し、
舌には熱々で、ねっとりして、コクが前に出てくる。
次は主菜。このタイミングでムルソーの白もグラスで。
・Civet de Chevreuil
(小鹿の赤ワイン煮込み)
いくつかの部位が入っていて、レバーの風味もある。ソースが濃厚でおいしい。
付け合せは赤ワインや塩で味付けされた玉葱ソテー、焼きオニオン、ブロッコリーを潰したもの、ポレンタ
と、その上に葡萄の実など。
・Pavé de Saumon Vapeur - sa Crème Ciboulette
(肉厚の蒸しサーモン-浅葱のクリーム)
ソースの塩梅がよく、ポレンタの上にのっているトマトソースの味が濃い。なすのピューレ付き。
サーモンはふっくらと仕上がっている。
デザートはメニューにあるチーズ、ケーキ、アイスなどから選ぶ(単品でも€5から€6する)
・Desserts Glacésから
Coupe Estival(salade de fruit de saison - sorbet orange - ananas)
すごいボリューム。届いた瞬間おぉっと声が出る。オレンジとパイナップルのソルベと、フルーツのカクテル
・Pâtisseriesから
Croustifondant au Lait & Noisettes
チョコアイスにチョコソース、ラズベリーソース添え
評価
サービスも味も洗練されていていい。お勧めしてくれたムッシュー、ありがとうございました。
Le Relais De la Diligence
49 Rue Gare, 21190 Meursault 03 80 21 21 32