店名 インド料理 マハラジャ(Maharaja) 新横浜店
商品 マサラドーサ(Masala Dosa)・マッシュポテト入り(1200)
テイスティングノート
店内に入った瞬間から八角、シナモンやナツメグなど茶色のスパイスが香る。中国スパイスに近いところもあるがニュアンスが少し違う。注文してから待つこと20分ぐらい。南インドの地方料理というドーサが運ばれてきた。発酵させたお米と豆のペーストを薄くのばして焼いたというクレープが丸まっている。マッシュポテト入りにしたので、丸まったドーサの中にマッシュポテトがポテっと入っている。一緒にサンバーというカレーとココナッツのチャトニという白いペースト状のものも器で提供される。
店長らしき人がやってきて、「ドーサは初めてですか?」と聞くので「初めてです」というと、嬉しそうにしながら「ちょっと待って」と言ってナイフとフォークをもってきた。「ドーサは手で食べるんですよ」と言いながら筒状のドーサをナイフでザクザクと縦に切っていく。きり終わると「大きめのスプーンの先端ぐらいの大きさで生地を手で切ってください」というのでちぎると、「はい」とカレーをのっけられて、「はい食べて」、「どう?」「ふむふむ、酸味もあるな」、「もう一度同じぐらいに切って」今度は白いチャトニをのせて「はい、食べて」。そう言いながら、今度は皿を持ち出してカレーとチャトニを皿の上にのせてフォークとナイフでかき混ぜ始めた。「ちょっと待って」と言いながら十分にかき混ぜてから「はい、食べて」とそれをのせてもらう。さらに次には筒の中に入ったマッシュポテトをのせて「はい、食べて」さらに、今度はマッシュポテトをのせたあとに、「この中で何が好き?」と聞かれ、チャトニを指すと、それをさらにマッシュポテトの上にのせて「はい、食べて、こんな感じで食べるんです」と教えてもらったが椀子そばのようだった。あとは自由に食べられたが、手はべっとりとなった。
さて、落ち着いてテイスティングノート
生地のドーサはカリッと焼かれていて、折るとパリッと割れるがその後に米の練ったときのような粘りを感じる。場所によってスパイスの量が異なっていたが、スパイスが集まっているところは辛味とスパイシーさ、インドの香辛料がハーブとなって香ばしい。マッシュポテトは蒸かしたジャガイモの形状も小さめに残っていて、酸味や少しの卵感からマヨネーズも少し入った芋和えという印象で、豆の味もする。チャトニはレモンのような酸味と柔らかめのココナッツ、赤や茶色を想像させる何かのハーブが入って辛味もあり旨味もあっておいしい。サンバーというカレーはトマトや豆が入っていて、トマトの酸味が活きていてスパイスも多く感じるが一般的なインドカレーとは異なり、どこか現地の家庭的な雰囲気があり好印象。
評価
全体にバランスがよく、一般的なカレーなどとは違った素朴な印象は受けるがスパイシーで味の変化もあって楽しい。人によって良し悪しが違うと思うが、食べ方を教えてもらったのはおもしろかった。
キュービックプラザ9Fのレストランフロアをグルッと見て周って、このドーサに惹かれて入店したので知らなかったが、ぐるなびで印刷していくと夜は会計から10%オフ、食事を注文すればグラスドリンクが1杯サービスされるらしい。周りの人はサービスを受けていて、両方ともサービスされるのに驚いていた様子だった。
インド料理 マハラジャ(Maharaja) 新横浜店
横浜市港北区新横浜2-100-45 キュービックプラザ9F 045-350-6324 11:00-23:00 無休