2011年2月22日火曜日
JAL 成田空港国際線ラウンジ(サクララウンジ・サテライト)
・マンズワイン 甲州 酵母の泡
泡発ちがよく、細かい泡がきれいに全体から立ち昇る。果実の甘みをもった香り、甲州種の香りだが柔らかい香り。舌の上に細かくあわ立ち、グレープフルーツのような柑橘系の風味、酸はあるが内包しており、甘味と泡が前面に出ている。後半に甲州種の苦味が出るが甘味で包まれているので嫌味がない。日本らしくミネラル感はないが、ワインとジュースの両方を併せ持つ味わい。
・Reichsrat von Buhl Riesling trocken von Buhl 2009(ライヒスラート フォン ブール フォンブール リースリング トロッケン)
テカリのある薄ゴールドと緑が入ったの色合い。柑橘系、特にオレンジの高いトーンの香りとドイツ系品種の強い芯があり苦味を伴う小さいが香りの強い花を想像させる。口当たりは柔らかで、グレープフルーツ、かりん、アカシアの蜜、オレンジなどの果実の蜜の風味がある。酸味は中盤から伸びてボリュームを増す。後半にはオレンジやグレープフルーツの甘皮の苦味も出るが程よい。
・La Maison Chapoutier Cotes du Rhone Belleruche Rouge 2007(M.シャプティエ コート・デュ・ローヌ・ベルルーシュ・ルージュ)
赤と黒が混じった濃い色合いだが透明感はある。果実を濃縮したようなコクのある味には甘味と苦味、チョコのような風味、若い木の風味が交じり合う。爽やかな緑や青のイメージの風味が最後にキュッとトーンを上げながら引き締める。余韻には程よい苦味が深く掘り下げながら長く続く。
・アナゴ
冷えていて、魚の風味が前面に出る味わい。タレは弱め。赤ワインといっしょに食べると、生臭さが強調される。ガリと赤ワインはガリの甘味や酸味、ピリピリ感が強調され、赤ワインの苦味を感じさせない。試しにアナゴの上にガリをのせて食べている最中に赤ワインを飲むと、意外にもバランスがそれなりに取れて普 通に食べられた。おもしろい
JAL 成田空港国際線ラウンジ (サクララウンジ・サレタイト)