店名 ブルーパブレストラン ロック @山梨・清里 萌木の村
商品 アラカルトディナー
天井が高い店内で、スペースはゆったりめ。テレビにはラリーのレース風景が映っている。
・高原野菜のグリーンサラダ(550)
酸味が利いたドレッシングで、さっぱりした味わい。
・6種のソーセージ盛り合わせ(1270)
ミュンヘナーヴァイスグルスト、ガーリック・ソーセージ、ミニサラミ、ヴィナーグルスチェン、チーズイン
フライッシュケーゼ。それぞれ特徴があるが、マスタードとキャベツの酢漬けがおいしかった。
そして、やはりビールが進む。
・ピルスナー(450/300ml)
グラスのマークが緑色のピルスナー。この日に八ヶ岳ブルワリーでタンクから試飲した驚くべき泡の
甘さが、それを経験したのでこのビールからも感じ取れる。甘さと苦味が舌の上に薄い層状になって
進み、少し浮いた中間層にきらきらと瞬くものがいる。すっきりとして飲みやすい。
・清里ラガー(450/300ml)
ピルスナーよりも苦味が強めで、日本の本格的なビールの味わい。舌の上に苦味と甘味の厚みを
もった層がそのボリュームを持ったまま、ずずずっと突き進んでいく味わい。
・デュンケル(650/500ml)
グラスのマークが白いデュンケル。中域から後半低域に引き込む味わい。フルーツ、瓜、濃い色の
花の香り。密度は高く、厚みも5cmぐらいあり、長く長くそのまま持続する。甘味、苦味、炭酸が前に
きたあと、甘味が裏に控えながら、苦味が中低域に持続する。中域にフルーティな風味もある。
・プレミアム・ロックボック(720/500ml)
中域の甘い香り。白と青、紫も入った花や甘い香りが柔らかいが5cmぐらいの丸い核がある香り。
泡がすごく滑らかで、クリーミー。甘味、旨み、適度な苦味が絶妙なバランスで絡み合い、奥へと
進んでいく。アタックのボリュームが大きいが柔らかく、その後のきれいな流れの中で、まったく刺激
がなく、とても柔らかい口当たり。デュンケルもおいしいが、その1段か2段上の味わい。
こちらを飲むとデュンケルが単調に思えるほど、重厚で軽快さを併せ持つ流麗な世界観がある。
・信州福味鶏のグリル フルーツトマトのソース(1200)
トマトが甘い。鶏肉も皮がパリッとして肉汁もあるが、トマトの甘味がそれを超えている。
・ROCKビーフカレー(960)
きちんとした洋食屋が煮込んで作ったカレーの香りが、届いた瞬間から周囲へとぶわーっと広がる。
とろっとした風味で、上にのったレーズンバターがこのカレーをさらにおいしくしている。お米も
ツルっとした舌触りでカレーにあっている。とろっと感やレーズンの甘味、カレーのコクなどが濃いめ
だが、細かく刻んだ漬物やサラダでリセットされてちょうどよい。
評価
ビールのつまみとしては量は多いが、どれもビールといっしょにおいしく食べられる。
そして、やはりビール。種類によってスタイルやおいしさの要素はそれぞれ異なるが、それでも
スタイルを超えてプレミアム・ロックボックは他を大きく引き離した味わい。
ブルーパブレストラン ロック
山梨県北杜市高根町清里3545 萌木の村 0551-48-2521 10:00-23:30 年中無休